皆さん、ご苦労様です。takaです。
今回は実家の新築に合わせて依頼された、絵画を飾る用の台を木材で製作していこうと思います。
最終的にはこのような形になります。
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今回製作するにあたって提示された要望はこんな感じ
- 絵画を余裕をもって飾れる天板の大きさ
- 下の段に小さめの観葉植物を飾れるくらいの高さの確保
- 今ある家具と色味を合わせてほしい
- アイアン脚を使ったおしゃれな台
と、これらの要望にできるだけ沿ったものが作れればと思います。
仕上がりの寸法は
幅450
奥行350
高さ520
この寸法で作っていきます。
材料
今回使う材料は
- 天板…杉板(18×240×500)2枚
- 枠材、脚…2×4材(38×89×600)5本
- 筋交い…前のDIYの余り(5×38×600)
- 塗料…天板 水性着色ニス(新チーク) 脚部分 ターナー アイアンペイント(アイアンブラック)
本当は本物のアイアン脚にすればおしゃれなのでしょうが、鉄はあまり扱ったことがなく時間がかかりそうだったので今回はお手軽にアイアンペイントで木材を鉄っぽく見せることにしました。
製作の流れ
材料の木取り
↓
加工
↓
サンディング
↓
塗装
↓
組み立て
↓
完成
という流れでやっていきます。
製作
木取り
まずは木取りから
天板は、本当は一枚で完結できればよかったのですが、1枚でこの面積が取れるような材料が無かったので2枚を繋ぐことにしました。
なので天板の材料は18㎜×240㎜をボンドで繋いで18×480となります。
枠材と脚は少しでもアイアン風に見せるため2×4材を縦に割いて38×44.5(丸ノコの刃厚分材料が短くなるから正確にはもう少し短い)にします。
それを11本用意します。
加工
天板の加工から
天板は18㎜×240㎜をボンドで繋いで18×480なので、
そこから幅を350㎜になるように丸ノコと丸ノコガイドを使って幅を割きます。
もともと2×4材は角が丸く面取りしてありますが、丸ノコで切った部分は角が立っているのでカンナを使って面取りします。
四隅も角が立っていると危ないので少し丸ノコで斜めにカットして切り口を面取りします。
次に枠材と脚部分
半分に割いた2×4材(もはや2×2)を脚に使う長さ500㎜に4本カットします。
枠に使う部材は正面と裏面が330㎜で2本、両側面が250㎜に2本カットします。
足元の幅止めは正面側だけ観葉植物を出し入れしやすいように開けておきたいので裏面に使う330㎜1本、両側面に250㎜2本をカットします。
裏面の筋交いだけは一度すべて組み立ててから入れた方がうまくいくと思うので後回しにします。
脚の底面に来る部材だけ小口の角を面取りします。
これで大体の部材の加工が終わりました。
サンディング
塗装する前に組み立てると、どうしても塗りにくい部分が出てきて塗装もれが出てしまうので先に塗装するのですが、
塗装する前の下準備として材料面を塗装ノリが良くなるようにサンディングしていきます。
材料をひたすら240番の紙やすりで擦っていきます。
大体スベスベとしてきたら濡れたタオルなどで削り粉を落とします。
塗装
天板は少し暗めの茶色にしてほしいという要望だったので私が気に入っている、水性着色ニスの新チーク色を塗っていきます。
1回塗りは裏面も塗りました。塗り終えましたら乾くまで放置します。
乾いたら240番の紙やすりで軽く表面の凸凹を削ります。
こうすることで色ムラが軽減します。
2回目を塗ります。2回目は裏面は塗りませんでした。
次に脚、枠部分の塗装です。
今回はできるだけアイアンっぽく見せたいのでアイアンペイントを塗っていきます。小口面は組み立て時ボンドを使う予定なので塗装はしませんでした。
アイアンペイントは刷毛で塗るよりも、スポンジなどで優しくポンポンとたたいて塗料を乗せると、表面の凸凹感が強調されてさらにアイアンぽく見えるのでアイアンペイント塗るなら必須工法といっても過言ではありません!
やはり一回塗りでは塗料が乗らない部分が出てきましたので2回塗りしました。
組み立て
いよいよ組み立てです!
天板はもう完成して乗せるだけなので脚から組んでいきます。
先に側面側から組んでいきます。
今回の組み立て方はボンドと木工用のビス(細め)を併用して組んでいきますが、ビス頭を見せたくないのでダボ穴をあけてダボ栓で埋めることにしました。
材料の幅の墨を引いて、
斜めに線を引いて均等に2か所印をつけます。この印がビスの位置です。
この墨はなくても問題ないですが、塗装してもうっすら見えるかもしれないと思い、ここは丁寧に作業しました。
写真は30ミリくらいの位置に養生テープが張ってありますが、ビス頭を隠すだけなので1㎝程度でよいでしょう
今回使うダボが100均の直径9ミリくらいのダボなので9㎜の木工錐で先ほどのしるしに穴をあけます。
穴にビスを埋め込んでビス止めしていきます。
ボンドも併用すれば強度も上がると思うので、少しでも頑丈に作りたいという方はおススメです。
まあボンド付けなくても絵画置くだけの用途だからなくてもいいんですけどね。
今回はあくまでも人に使ってもらうものだから少しでも頑丈に作りたいですよね。
とまあこんな感じで側面の枠組みを組んでいきます。
足元の幅止めは脚底から2×材1本分上げたところに配置してみました。
1つ目完成
2つ目も完成です。
指金で直角を確認。大丈夫そう。
できた二つを330㎜の部材で繋げるとこんな感じ
足元の部材、色塗り忘れてました💦この部材も脇からビスで固定します。
ここで天板と脚を固定していきます。
固定するときはクランプ等で固定して作業すると楽です。
天板側からビスをもんだ方が強度的には良いと思いますがビス頭が目立ちすぎてダサいので、固定は51㎜のビスを枠材側から天板に向かってビス止めしました。
後ろ側のバッテン部分は交わる所を相欠きという方法で加工しました。
材の厚み(5㎜)で材の幅の半分(19㎜)だけ切り欠いて取り除いた部分をはめ合わせる形です。
できたバッテンを取り付けてある脚にはめ込むように長さをカットしてはめ込みます。
はめ込み完了!一応ボンドを塗布して細いビスで補助的に固定しておきました。
最後にビス部分にダボ栓をボンドを塗布して打ち込みます。
今回使ったダボは穴が9㎜なのでそれに合わせて9㎜のダボ栓としました。
すべてのダボ穴に栓を打ち込み、はみ出たダボ栓を手鋸でカットして加工は終わりです。
このタイミングでまだ塗装が終わっていない場所を塗装して乾燥させればすべての工程が終わりになります!
完成品
まとめ
いかがでしたか?
今回は実家から依頼された絵画を置く台を作ってみました。
すでに部屋にあるインテリアともマッチしていて気に入ってもらえたようなので概ね満足な仕上がりとなりました。
台の下に飾る予定だった観葉植物は成長して背が高くなっていたので真下に飾れなかったのは心残りでしたが(;^_^A
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
ではまた、次の記事で。
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